仮に味気のない条件のみを表記した文字の羅列の張り紙のグレードアップに成功したとしましょう。その張り紙は何かしら求職者の心に響くものになっているはずです。となれば、せっかくできた良いものを店頭のみに留めておくには勿体ないですよね。
広告の活用方法!
そんな張り紙の活用方法として、まず挙げられるのがそのまま活かすことができるチラシとしての広告です。週末の新聞などにまとめて挟んである特売の広告やご近所のカフェやサロンのオープン発表などのものです。
求人媒体の存在
また求人専用の求人媒体も存在します。代表的なものに「アイデム」や「ユメックス」といったものがあります。その他にも日本各地にはその土地柄にあった折り込み媒体が多数あり、その数約200を超えると言われています。
新聞の影響力の減少
その一方、近年では新聞購買数が衰退の傾向にあるというのもまた事実です。日本における新聞の最高発行部数は1997年5337万部をピークに、以降その減少は続きここ約20年で1000万部以上も減少しています。ネット社会の普及により欲しい情報を誰もが気軽に手にできる世の中になったことにより、新聞をとらない世帯が増えたり、ネットニュースに移行したりと、新聞の影響力は相対的に低下していると言えます。かといって、その折り込み広告を辞める必要はありません。
ポスティングの効力
新聞の購買数は減ってもポストそのものが減るわけではありません。新聞配送の力を借りずとも直接自分達の足で届けに行ってしまえばいいのです。労力はかかるもののメディアとして確実に人の手へと渡ります。

店舗全体の問題解決策
とあるファミレス店では、アルバイト数の増員にあたり応募者数を募るため求人広告を直接ポストへと投函する案に出ました。
店長の発案で、在籍スタッフ総出で店舗周辺の各家へエリア別にそれぞれに担当を割り当て、ポストへ届けようというキャンペーンに臨みました。
もちろん時給を払い、さらにはより多くの件数をこなしたスタッフへはインセンティブを支給することに。とはいえ、時給を渡すからと言ってそんなことに協力をしてくれるのか、そんな疑問さえあったものの、意外にも反響がよかったのです。
求人成功への考え方
人手不足に悩まされていたのは店長だけではなく、ほかでもないスタッフの面々だったのです。人員が足りていないために休みたくても休めず、シフトに入らざるを得ない状況にある彼らとしては、このタイミングで増員ができれば、自分たちの負担も軽減ができるという思いもあったのでしょう。なおかつ、イベント的な仕掛けにしたことによりゲーム形式に頑張れたのではないかと思います。
店舗全体への反響
結果として、お店近辺の方からの応募を集めることができ、採用に成功したのです。時給やインセンティブや盛り上げるための装飾などコストとしてはかかるものの、新聞の折り込みチラシと相対するとお釣りがくるほどに抑えることが可能です。
何よりも、店舗全体の一体感が生まれたことが、お店全体としてはとてもいい反響だったと喜んでいました。

まとめ
このように直接のポスティング方法は想定を超えた効果を発揮してくれたりするものです。然るべき情報が然るべき人の手に届けば、おのずと応募数は増えるのです。
「募集中」という情報を、求める人に「きちんと伝えてあげる」ということに、ぜひとも注力してみて下さい!