今どきの応募者にとって履歴書とは
求人広告には、当然のごとく「履歴書持参」との表記があります。しかし、応募する側からすると、案外面倒くさく感じるものです。
紙の履歴書は今や前時代的なやり方
まず、履歴書の準備にはお金を要します。こういったアルバイトの面接を受けに来る応募者の場合、いくつかの職場へ応募することが多く、余計な出費が多いという声が多く寄せられてきます。
また、手書きであることもその一因でしょう。もちろん最近ではパソコンで入力し印刷する人もいますが、「手書きの方が採用される」というイメージをうのみにしてしまっている応募者も多いようです。
準備に時間がかかる理由
最も面倒なのが顔写真です。今の世の中、写真はスマホで撮るのが当然となっています。履歴書に貼れるようなプリントをした顔写真を持っていることの方が珍しいと言えます。そうなると、街角にある証明写真機をわざわざ探し撮りにいかなければなりません。つまり証明写真ひとつを準備するのに手間もかかれば、お金もかかるわけです。

履歴書不要という提案
いっそのこと思い切って「履歴書不要」にしてみてはいかがでしょうか?
履歴書がないだけで、応募へのハードルがグッと下がり、より面接までの直結の可能性が増すのです。
求人の新しい考え方
求人広告を出す際に「履歴書不要」と一言添えるだけで、ある居酒屋では3%、ある倉庫会社では50%も応募者からの問い合わせが増えたとのことです。
さらに、最近の若い世代は、非生産的なことをあまり好まない傾向が見受けられます。「履歴書持参」という前時代的な「型」に重きを置く職場には、あまりいいイメージを持たない可能性もありえます。逆に、「履歴書不要」だとする職場は、世代を考慮した適応力がある・合理的な考えをしてくれる職場だとしてプラスのイメージを抱かれる可能性があるといえます。
まとめ
能力社会と言われる現在、学歴よりもいかにいいパフォーマンスを出来るか、いかに会社の利益を生み出してくれそうかということが重要だと言われています。最終的に面接の対話の中で判断をしていくわけなのだから、履歴書に代わって、面接前にエントリーシートなどを記入してもらえれば十分のように思えます。
それでもまだ履歴書要性はありますでしょうか?