どんなお店でも、初めてのお店に入るのは緊張するものです。サロンにとっても最初の印象はとても大切です。お店の外観を工夫して、お客様に一度入ってみようと思っていただけるよう、親しみやすく安心できる雰囲気を演出していきましょう。
親しみやすいサロンの演出
お店の雰囲気を伝えるためには、お店の外観が大切な役割を果たします。清潔感を保ち、看板や扉の印象、植物などを使って、入る前にお店の中の雰囲気が伝わるように気を配り、演出するのがおすすめです。
清潔感を保つ
掃除が徹底できているかどうかで、初めてのお客様の印象も、リピート率も変わってきます。チェックリストを作って、お店の外回りまで定期的に確認することが大切です。店頭が清潔なことで、入店しやすくなります。また、玄関や前の道を掃除しながらお客様と同じ視点に立つことで、客観的に店を見られるということもできます。
人柄を伝える
サロンでは施術してくれる人の顔や人柄が伝わることがとても大切です。居心地の良さや安心感を感じていただくことで、リピート率も高まります。お客様にとっての満足度は施術だけではありません。技術だけを求めて来られる訳ではなく、プラスアルファの部分であなたの店を選ぶことが多いのです。このお店にはどんな人がいるのかが伝わることで入りやすさも変わってきます。

看板やリーフレットの活用
店舗の場所が決まれば、工事に入りますが、工事をしている期間というのは、近隣の住民に対して重要な宣伝期間になります。工事が終わると、日常の風景に戻ってしまい「前は何があったかな?」程度の認識に変わってしまいます。「何ができるのかな」と興味が湧いている時こそ、看板を掲示して店の存在をアピールできるチャンスです。
看板づくり
お店の外観の基本は「看板」になります。とにかく、分かりやすく、見やすいことを最優先に考えましょう。分かりやすさとは、何のお店なのかをしっかりと表示することです。お客様は店の名前よりも、何をしてくれるお店なのかのほうが大事になります。また、色はたくさん使い過ぎずシンプルにして、覚えやすいキャッチコピーやメッセージを入れることで、親しみやすさを感じていただきやすくなります。店内の雰囲気を伝えやすくなるように工夫をしましょう。
リーフレットで宣伝をする
看板の下に誰でも持っていけるように、リーフレットやカタログを置くことで、看板では伝えきれなかった細かな情報を伝えることができます。店内の雰囲気やコースメニュー、値段を伝えることで安心感にもつながります。また、リーフレットという形に残るものが加わることによって、お客様の記憶にとどまりやすくなり、口コミが広がる可能性も高まります。
まとめ
美容サロンはこれからも利用者が多くなり、どんどん新規参入者が増えてくる業界です。 美容サロンの開業は決して難しいものではありません。初期費用さえ準備できれば、開業届を出すだけで、自分のサロンを持つことができます。しかし、初めての経営で資金調達など分からないことも少なくないでしょう。一人で考えずに第三者からアドバイスを受けることが大切です。ぜひあなたの開業の悩みを、専門家に相談してみてください。集客に自信がない場合は、M&Aを視野に入れ集客に関するノウハウを利用するのも一つの方法です。