新規集客にかけていた経費を削り、その分をお得意様以上の方々に有効に還元することで、客単価も来店頻度も上がり、店の運営は安定します。そうすることでますます店は好循環を生み出し、さらに発展していきます。
物販で客単価を上げる方法
客単価を上げる重要な方法の一つに「物販」があります。この方法により商品を売って売上にしていくことで、売上が保たれます。施術以外にお客様が商品を気に入ってくださって購入していただければその分、そのお客様の単価が上がることになります。
物販をするメリット
お客様が商品の愛用者になることによってサロンへのリピート率や来店頻度も上がってくるというメリットがあり、施術とは違い、体力的・時間的な労力が少なくなります。 大量に仕入れて在庫を抱えてしまうことを避ければ、たとえ売れなくてもリスクは少なく済むので、やってみる価値はあるでしょう。ただし、最高に納得できるものを販売するために、本当に良いものを見抜く目と、お客様に喜んでいただきたいという気持ちを持つことが必要です。
商品を売るために必要なこと
お客様はよくなりたいと思うからこそサロンを訪れています。そしていつでもより良い商品を探しています。売るのが目的ではなく、お客様に綺麗になっていただくことを目的として物販のことを考えていきましょう。

商品が売れるためには
まず、自分でその商品を徹底的に使ってみて納得できるものだけを販売するようにしましょう。売りたいと思う商品以外は店に出さずに取りやめることも必要です。自分が納得できる商品であれば、誰かにすすめたいと思う気持ちから施術中のトークなどでも、自然にその効果の話題が出てきて、無意識に口コミのようなものが起こります。お客様との間に信頼関係があれば、お客様も興味をもってくれることもあるでしょう。 商品を買うか買わないかを判断するのはお客様です。無理に売るのではなく、ただお客様に商品の良さをお伝えしましょう。大事なのはいかにたくさん売れるかではなく、いかにたくさんの方に知っていただくのかということです。
自分の意識を変える
商品が売れない場合のほとんどが、心のどこかで「売れない」と思い込んでしまい、知らず知らずのうちに潜在意識の中にブレーキがかかることがあります。ちょっとした仕草や言葉のニュアンスなどに自信のなさが表れて、それがお客様に伝わります。まずは自分の意識を変え、しっかりと商品のよさをお伝えすることが重要になります。
POP・ポスターでの告知
お客様の方から、商品に興味を持っていただくには、スタッフが伝える前に、お客様自ら商品に興味を持つきっかけを用意しておくことが必要です。それは、店内のPOPやポスターでの告知やディスプレイになります。スタッフからすすめられた時より、お客様自ら進んで選んだ場合のほうが購入される率は高くなるので、POPなどを目立つ場所に貼り商品への興味を持ってもらいましょう。そのお客様の気持ちを感じ取り、丁寧にお声掛けし自信を持ってご案内するようにしましょう。
まとめ
美容サロンはこれからも利用者が多くなり、どんどん新規参入者が増えてくる業界です。競合他社が多い中で生き残るためには集客をして、安定した顧客を掴むことがポイントになります。そのためには従来型でやっていた集客方法をはじめ、トレンドに合わせたSNSやweb集客も同時進行しながら進めていきましょう。集客に自信がない場合は、M&Aを視野に入れ集客に関するノウハウを利用するのも一つの方法です。